タロットカードの種類は?デッキ系統と選び方を初心者向け解説
「タロットカードってどんな種類があるの?」「ライダー版とマルセイユ版って何が違う?」と気になっていませんか。タロットには長い歴史の中で生まれたさまざまなデッキ系統があり、絵柄もまったく異なります。
本記事ではタロットカードの種類を3つの視点で整理し、代表的なデッキの特徴・絵柄の違い・自分に合う選び方・初心者がよくする失敗・購入できるショップまで初心者向けに解説します。
タロットカードの「種類」は3つの視点で整理できる
「種類」と一口に言っても、実は次の3つの異なる切り口があります。
| 視点 | 内容 | 具体例 |
|---|---|---|
| ① デッキ系統 | 歴史的な系統・ブランド | ライダー・ウェイト・スミス版、マルセイユ版、トート・タロット |
| ② 構造的な分類 | カードの役割による分類 | 大アルカナ/小アルカナ |
| ③ モチーフ | 絵柄のテーマ | 神話、動物、ファンタジー、創作系 |
「タロットカードの種類」を知りたい多くの方は、まず①デッキ系統を押さえると全体像がつかみやすくなります。
デッキ系統で分ける5つのタロット
タロットには500年以上の歴史があり、その中で生まれた代表的なデッキ系統があります。
① ヴィスコンティ・スフォルツァ版(15世紀イタリア)
15世紀半ばに北イタリアのミラノで、ヴィスコンティ家とスフォルツァ家のために手描きで作成された現存する最古級のタロットです。当時は貴族の優雅な遊び道具で、占いではなくゲーム用でした。番号がなく、現代の大アルカナとは並び順が異なります。歴史的価値が高くコレクター人気が根強いデッキ。
② マルセイユ版(17〜18世紀フランス)
1650年頃のパリで作られたジャン・ノブレ版を起源とし、フランスのマルセイユで量産化されたことから「マルセイユ版」と呼ばれます。木版画らしい力強い線と原色を基調としたシンプルな絵柄が特徴で、ヨーロッパで長らくスタンダードだった伝統的なデッキです。
重要なポイント: 小アルカナの数札に絵柄がなく、数字とスートのマークだけで構成されているため、占いには直感力と象徴の知識が求められます。
③ ライダー・ウェイト・スミス版(ウェイト版/RWS版)
20世紀初頭にアーサー・E・ウェイトが構造を考案し、パメラ・コールマン・スミスが作画したデッキで、世界で最も普及している現代タロットの定番です。
最大の特徴は、小アルカナの数札にも人物入りの絵柄が描かれていること。直感的に意味を読み解きやすく、初心者にも扱いやすいため、多くの入門書・アプリ・占い師に採用されています。「ライダー版」「RWS版」とも呼ばれます。
④ トート・タロット
20世紀の魔術師アレイスター・クロウリーがデザインを構想し、フリーダ・ハリスが絵を作画した幻想的で芸術性の高いデッキです。ライダー・ウェイト版と同じ「黄金の夜明け団」の系譜にありながら、独自の象徴体系・色彩・哲学を盛り込んでおり、深い学びを求める人向けとして根強い支持があります。
⑤ 創作系オリジナルタロット
1972年以降、作者の個性を盛り込んだ自由なデッキが次々と生まれています。ユング心理学テーマ、浮世絵風の和風タロット、アリス・モチーフ、サルバドール・ダリのアートタロットなど、その種類は数千種類以上。お気に入りの世界観を選べるのが現代タロットの魅力です。SNS上ではこうしたコレクション文化も活発で、お気に入りデッキを通じてタロットに興味を持つ人も増えています。
マルセイユ版とウェイト版の絵柄の違い(具体例)
初心者が一番迷うのが「マルセイユ版とウェイト版どっち?」という選択。同じカードでも絵柄がまったく違うので、具体例で違いを見てみましょう。
例:ペンタクルの5(カップの5)
マルセイユ版: ペンタクル(コイン)が5枚並んでいるだけのシンプルな絵柄。意味は「数とスートから推測する」必要があり、抽象的。
ウェイト版: 雪の中を貧しい姿の男女が歩く絵柄が描かれ、「困窮・喪失感」が一目で読み取れます。絵柄から直接ストーリーを感じられる。
ウェイト版が初心者向きと言われる最大の理由が、こうした絵柄で意味が伝わる点です。マルセイユ版は熟練者向け、ウェイト版は初心者〜中級者向け、と覚えておくと選択に迷いません。
構造で分けるタロットカードの種類
デッキ系統とは別に、1組のデッキ内部の構造もタロットの「種類」を理解するうえで重要です。タロットは基本的に78枚1組で、大きく2つに分かれます。
大アルカナ22枚
「アルカナ」はラテン語で「秘密」を意味します。大アルカナは人生の大きなテーマや精神的な転機を象徴する22枚で、愚者・魔術師・女教皇・恋人・運命の輪・死神・世界などの寓意画で構成されています。番号は0〜21。
小アルカナ56枚(4スート × 14枚)
小アルカナは日常の出来事や具体的な場面を表す56枚で、4つのスート(マーク)に分かれます。
| スート | 意味 | トランプ対応 |
|---|---|---|
| ワンド(棒) | 情熱・行動・創造 | クラブ |
| カップ(杯) | 感情・愛情・人間関係 | ハート |
| ソード(剣) | 思考・知性・葛藤 |
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